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2010-12-12 (Sun)
玄関


     よいお天気の日に

  空は晴れて
  日はてんてんと照っているのであります
  空は晴れて
  青く青く澄んで
  地球をつつんでいるのであります
  今日は火葬がおこなわれるでしょう
  よい空の下 しめやかに 晴れやかに
  長寿をまっとうした一人の老婆が
  白くさらさらと 軽くなり
  灰となって生を閉じるでしょう
  (悲シクナンカアリマセン メデタヤ メデタヤ ナンマイダ)
  よい天気とは そういうものかも知れません
  大気はりんとして
  つららにしずくもたれません
  よい死とは そういうものかも知れません
  今日のよいお天気の日に
  一人の老婆が青いひとすじの煙となって他界しました
  超えたことのない峠より高く
  見たことのない町よりも遠く
  地上を越えて
  まっすぐに のぼっていくのです
             詩集「よいお天気の日に」教育出版センタ―


らん

 10月21日 ジジがとおいところへ旅立ちました。
 亡くなる日も、そのあとにつづく火葬、葬儀の日も、ぽかぽかとよいお天気の日がつづきました。あわただしく営まれる儀式の中で、ふと「よいお天気の日に」の最初のフレーズがうかびました。人がひとり死んでいくことの重さと軽さと哀しみとやすらぎと、えも言われぬ連綿としたおごそかものに終始つつまれていました。
 仏様になってとおいところにいくジジを、よくはわからないけれども、きちんと喪に服し、あの世とやらに送りとどけたいとおもうのです。

げらん

 
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